【景観要素II-2】神社・だんじり-1/神社と神事

●保久良神社拝殿。まちの最北に位置する、神事と祭祀の中心的存在


金鳥山の中腹、通称・保久良山(ほくらさん)に鎮座する保久良神社を筆頭に、まちなかには鷺宮八幡神社、中野八幡神社、小路八幡宮神社、山神社がある。

それぞれの社や境内の御神木が、各地区のシンボルとなっている。

また何よりも、祭のだんじり(地車)は、保久良4地区(北畑・田邊・小路・中野)ごとに異なった意匠を凝らした、地区を象徴する一級の芸術品である。


DATA

■保久良神社:創建時期は不明。境内外に多数の磐座群が見られることから、古代祭祀の場であったと考えられる。また、石器時代・青銅器時代・弥生時代後期の遺物が出土していることから、非常に長い歴史を持つと推測されている。須佐之男命、大国主命、大歳御祖命、椎根津彦命を祭神とする。

■鷺宮八幡神社:創建時期不明。『社寺書上帳』(1692年)には、すでに記載がある。保久良神社の境外末社(御旅所)。

■中野八幡神社:創建時期不明だが、1300年代とも言われている。

■小路八幡宮神社・山神社:創建時期不明。『寺社吟味帳』(1692年)には、すでに記載がある。


▼保久良神社の鳥居

[以下、カタログ画像はクリックorタップすると拡大表示できます]

▼夏越祭・茅の輪くぐり

▼大俵祭・湯立神事

▼山神社

▼小路八幡宮神社

▼鷺宮八幡神社

▼中野八幡神社

■中野八幡神社の御祷講